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がん患者さんに最も適した果物、アボカド

 このブログでは、がんの食餌療法として、中鎖脂肪酸ケトン食療法や地中海食の話をしてきました。
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 がんに、ブドウ糖は大敵です。それは、がん細胞が通常の細胞よりもブドウ糖活性が6~7倍も高く(報告によっては正常細胞と比べて数倍〜数十倍ものブドウ糖活性が高い)、それだけブドウ糖を取り込んで栄養にしています。

 この原理は、がん検査のPET検査で簡単に説明できます。

 PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の頭字であり、放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一つです。放射性薬剤が放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化してしらべる画像診断です。

 PET検査は上述のようにがん細胞がブドウ糖を多く取り込むことを利用し、18F-FDGというくすりを用いてがんを画像化して見る検査です。

 がん細胞は正常細胞の何倍もの量のブドウ糖を取り込むため、18F-FDGを注射するとこの薬剤もがんの病巣に集まります。

 つまり、ブドウ糖を断糖することで、がんのエサを無くし、その代わり良質な脂肪で摂取カロリーをコントロールし、体力を落とさずにがん細胞を少なくする、というのが中鎖脂肪酸ケトン食療法の原理です。

 さて、この食事療法に最も適切な果物があります。

 一般に果物はブドウ糖を多く含み、がんの食餌療法には不適格です。

 しかしながら、アボカドは他の果物が100g中にブドウ糖を10~20gも含むのに対し、100g中1g程度しかブドウ糖がありません。

 加えて、良質な油分である、n-9系の一価不飽和脂肪酸であり、がんの予防だけでなく、循環器系疾患の予防にも適しているのです。

 さらに、多数のカロテノイド(βカロチン、ルテンなど)や複数のビタミン類(ビタミンC、ビタミンB、ビタミンE)、そしてミネラルと食物繊維、タンパク質など、がん治療には正にうってつけの果物なのです。

 中鎖脂肪酸ケトン食療法ではブドウ糖、つまり炭水化物をとることができないので、カロリー維持が重要になります。

 その点、アボカドは100gあたり187キロカロリーなので、バナナの2倍以上もあり、栄養補給にも適しているのです。

(吉野敏明 筆)画像画像


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